猛烈に眠い時期
昔猛烈に眠い時期がありました。原因が不明で、とにかく、眠い。一日中眠い、…そんな悪循環。就寝環境が悪いのかなと枕や毛布の再購入も検討しましたが、それでもなんだか眠い、ちょっと誇張すれば18時間眠っても、全然寝たりない気分でした。
冷静に考えると、あの頃の時期は、鬱の裏返しで、暴飲暴食や過剰な感情表出の繰り返しが、アイデンンティティを見失い、ヤケを起こしていたのであろうと思います。
ゲームを破壊し、看板を破り、窓のガラスに小型テレビやヘッドフォンを投げつけていた季節は、決して穏やかなものではありませんでした。
「あんたらなんかにわたしを看てもらいたくなんかないんだから!」
私のベッドの上で、覗き込むように私を取り囲んでいた人たちに吐き出した言葉。逆光の陽の光が苛立たしさを余計に掻き立てたことを覚えています。あのベッドの周りにいた人たちが、果たして私の家族だったのか、お医者であったのかすら、思い出すことができません。
過去の断片?
明日のこととか、来週のこととか、まるで想像できなかった時代。
他者を圧倒することが美徳であると頑に信じようとしていた時代。
過去の断片はこうやってネット空間に漂わせていたほうが、なんだか私の性分にあっている気がします。
大して苦労もしていない凡俗ですが、それでも、私には夢がある。夢、とは欲望であり、野望であり、飢え、である。夢という言葉の虚飾性を暴くのはもう、退屈だしする必要はない。逆に、このきらびやかで単純で、情念や悔恨を打ち消してくれるくらいに強烈な光を放つ夢という言葉を、盲目に信じてみようかなという気分ではある。
ライラック
このライラックというサイトにも、夢や希望の断片が支えているのだ。その記憶は私はけっして忘れることはないだろう。近いうちに交通調査のアルバイトの様子を観察しないといけない。彼らは地下鉄や交差点など、あらゆる場所で人の交通量を計測している…。いいモチーフだ。